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この人自身が芸術だと思わせるようなところがあった。 山崎柳子さんは瀬戸内晴美さん、河野多恵子さんなど私より少し先...

それで誘われるままに少女小説を書き始めた。 テレビドラマの放送が始まった昭和３０年頃は一枚千円という原稿料は、ま...

危ない綱渡りのような日々を何とかしのいできた ブログの文章を書くようになって、自然これまで歩んできた道を振り返る...

「『蝶の季節』が文学界新人賞に決まりました、おめでとうございます」 その夜八時頃電話がかかってきた。 大家...

四谷三丁目のバス停前の本屋で 応募した原稿のことは期待してなかったが、忘れてはなかった。 婦人公論の時は最...

書きたいことが次々に思い浮かんで面白くなった。 一度原稿用紙に書いた文章は、結構覚えているもので、私は思いだしな...

「婦人公論」の新人賞に応募した。 初めて書き始めた小説だったが、数日のうちに８０枚ほどの小説が出来上がり、「蝶の...

「蝶の季節」を、戯曲にしようとしていた。 育児書からヒントを拾い出し、５分番組のドラマに仕立てるのである。 ...

月曜から金曜日まで毎日５分の「赤ちゃん万歳」という番組を書いていたこともある。 映画のシナリオで大金を稼ぐ夢は実...

早急に脚本家を養成する必要があった。 提出したシナリオが２本ともAだったのは、私の他にもう一人いただけだった。 ...