2022-10

エッセイ

「丸高万柳」(20)

友人と呼ぶことが出来るのはこの三人しかいないのである 私自身は文学者のお墓に入ることに異存はない。自分でお墓まで...
エッセイ

「丸高万柳」(19)

少しも騒音ではなく、私にはむしろ気持ちよく聞こえた 富士霊園は富士山の麓に広い敷地を持つ霊園で、宗派にこだわらな...
エッセイ

「丸高万柳」(18)

三人のお墓には、全部お参りをしている。 私は自分を律儀な人間だとは思ってないが、「丸高万柳」の森万紀子さん、山崎...
エッセイ

「丸高万柳」(17)

「筆一代」 私が日記代わりに使っている平成25年の「文化手帖」の表紙裏には「勢見山(眉山)の麓の観音寺」と、丸川...
エッセイ

「丸高万柳」(16)

私は八十三歳で海外旅行は打ち切り、国内旅行にしていた。  それに丸川さんは私より三歳若いのである。私は八十三歳で...
エッセイ

「丸高万柳」(15)

久しぶりに贅沢な気分を味わえたと喜んでくれた。 丸川さんが郷里の徳島へ帰ってから一度、坂出に住んでいる妹と車で徳...
エッセイ

「丸高万柳」(14)

ほかの職業や生き方を選ぶには遅すぎた。 お互いに小説を書いていた頃、私たちはみんなお先真っ暗な生活をしていた。 ...
エッセイ

「丸高万柳」(13)

「柳子さん、ずるい、約束が違う」私としてはそう言いたい気持ちだった。 いいところはいいところだが、ここでの生活が...
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